3月にシングル『CALLING』をリリースしたVAMPSからニューアルバム『UNDERWORLD』が到着!彼らの本質ともいえる“裏の世界”をコンセプトに海外のアーティストともコラボレーション。世界基準の今作について、HYDE、K.A.Zの2人から話を聞いた――。
Profile
HYDE(L’Arc~en~Ciel)とK.A.Z(Oblivion Dust)により2008年に結成。国内のみならず、アジア、ヨーロッパ、アメリカなどでも高い評価を獲得、これまでに幾度もの海外ツアーを成功させている。国内では6月21日から7カ所22公演のツアー『VAMPS LIVE 2017 UNDERWORLD』がスタート。8月5、6日には沖縄・ぎのわん海浜公園野外劇場にて野外ライヴ『BEAST PARTY』も開催される。
元々、海外を視野に入れていたから、ワールドワイドなアルバムを作りたい気持ちはずっとあったんだ。今回はサウンド的にも凄く満足できるものになったし、これだったら海外ツアーでも真正面から戦っていけるという感触はあります。(K.A.Z)
僕らがこれまで聴いてきた海外のアーティストと同じ土俵に立つために、今回は初めてプロデューサーを海外の人に頼んだんですよ。(HYDE)
そのことが自分たちにとって凄くいい経験になったし、サウンドが完全にこれまでと違うものになったと思う。(K.A.Z)
それは後付けみたいなもので、要は宗教でいうところの経典だった「SEX BLOOD ROCK N’ ROLL」と、その信者たちを意味する「BLOODSUCKERS」に続くアルバムとして、信者が集まる場所の名前を「UNDERWORLD」にしようと。(HYDE)
普段は見えない“UNDERWORLD”が、自分が変わることによって見えてくるんだよってことですよね。今、思い付きました(笑)。今回は、そういった物語的な部分よりは、サウンド的なコンセプトを明確にして作っていった感じだったんです。どこを切ってもヘビィで、キャッチーで、ある意味バラエティには富んでないけど、芯が1本ちゃんと通っているものを作りたかったんで。(HYDE)
結果、自分たちがこれまで好きで聴いてきた本当の意味でのロックが作れたというか。無理にポップ寄りにはしてないけど、キャッチーさは凄くあるから一緒に歌いたくなる曲が揃ってると思うよ。(K.A.Z)
全部英語なんでね、これ歌えたらかっこいいですよ。発音が苦手だったら無理せずカタカナで歌っても全然いい。最後のサビはオクターブ下なんで、女の子の耳元でささやいて歌えばイチコロです。(HYDE)
聴いた瞬間に理屈抜きでかっこいいと思えるサウンドを意識して作ったから、そこを感じながらね。きっと体温が何℃かバーンと上がると思うよ。(K.A.Z)
ちょっとバラードっぽい『IN THIS HELL』なんかいいんじゃないかな。最初はウィスパーっぽい歌い方をしつつ、サビでドーンと歌えば女の子はイチコロ(笑)。(HYDE)
『B.Y.O.B(BRING YOUR OWN BLOOD)』はみんなでカラオケで歌ったら楽しいと思う。パーティソングなんで。(K.A.Z)
そこでチャラいと思わせといて『IN THIS HELL』みたいな曲を連続で歌うのもいいと思います。「チャラいだけじゃないんだぜ」っていうね。(HYDE)
うん。ヘビィだけどいろんなスタイルの曲が集まったバランスのいいアルバムになったので、今まで以上にライヴでやるのが楽しみだね。(K.A.Z)
生で演奏した時にみんながどう反応してくれるかも楽しみだしね。今まで以上にVAMPSの世界観を突き詰めたライヴにしようと思ってますよ。(HYDE)
ん~、数字的にはやっぱり僕は“13”周年の方に興味があるかな(笑)。(HYDE)
様々な海外ロックバンドを手掛けるKane ChurkoやHoward Bensonをプロデューサーに迎えて制作された4thアルバム。最新シングル『CALLING』を筆頭に、ヘビィロックをVAMPSのアイデンティティで昇華した強力なロックナンバー全11曲が収録されている。「BREAK FREE」では、かねてより親交のあったMAN WITH A MISSONのKAMIKAZE BOYがベースで参加している。
Virgin Music
[4/26発売]楽曲タイトル | 歌詞 | マイうた |
---|---|---|
CALLING | 歌詞 | マイうた |
IN THIS HELL | 歌詞 | マイうた |
B.Y.O.B(BRING YOUR OWN BLOOD) | 歌詞 | マイうた |