• 新曲『里の恋唄』は“待つ女”がテーマになっています。なぜこのテーマで歌おうと思ったのですか？

  デビュー25周年を迎え新たな西尾夕紀が表現できればと、作詞作曲を初めての先生にお願いしたところ耐える女の歌になりました。これまで勢いがあって元気な曲が多かったのですが、今回は声を張る部分もなく親しみやすい曲調になったと思います。

• 歌詞に子守唄が出てくるのも印象的です。

  小さい頃から耳に馴染んでいるので、思わず口ずさみたくなりますよね。夕暮れ時の描写などは、出身の青森を彷彿とさせるものがあります。来ぬ人を日暮れまで待ち続けて、いつしか1年が終わるなんて演歌ならではで素敵だなと思いました。

• レコーディングはいかがでしたか？

  最初いつものように歌ったら、作曲の幸斉先生から「力が入りすぎてる」とご指導があり、それからこぶしを抜く作業が想像以上に大変でした。でも、カップリングは激しすぎると思うほどの曲なので、25年の歩みを感じさせる振り幅の広いシングルになったと思います。

• 柔らかな曲調ですがカラオケで歌うには？

  ♪茜の空へ♪のように細かく音程が動く凝ったメロディになっています。それを歌いこなすと情緒が出せると思うので、私の歌を何度も聴いて頑張って譜面通りに歌ってほしいですね。全体的に語るように歌い、サビ前で1度こぶしを利かせてから♪ねんねんころころ♪を柔らかく歌うと雰囲気が出せると思います。

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