1月8日にファイナルを迎えた全国ツアーで披露され、早くもファンを熱狂させた新曲『killing bites』がついにリリース!1月から放送中のTVアニメ『キリングバイツ』オープニングテーマでもあり、激しいサウンドが印象的な楽曲だ。来年はボーカルに南條愛乃を迎えてからちょうど10年となるfripSideの2人に、この新曲について話を聞いた!
Profile
2002年に八木沼悟志を中心に結成された音楽制作ユニット。2009年の第2期より声優として活躍していた南條愛乃がボーカルとして加入。来年で第2期が10周年を迎えるが、「加入前はアリーナ級の大舞台で歌うとは夢にも思っていませんでした。ファンの皆さんと同じ目線で、fripSideが何を仕掛けてくるか常にドキドキしています」と南條が笑う。一方、八木沼は「真摯に良い音楽を作り続けたいですね。海外ツアーもやってみたいです」と話す。
はい、『キリングバイツ』というテレビアニメのオープニングテーマです。原作を全て読んだんですが、思ったのは「バトル要素を外せない」ということ。結果、荒々しさを前面に押し出した楽曲になりました。もっとも、fripSideの普段のアルバムにはロックテイストの楽曲も多いので、これも僕らのサウンドの1つ。アニメファンやシングル曲しか知らない人には新鮮に聴こえるかもしれませんが。(八木沼悟志/以下、八木沼)
最初に聴いた時、アニメの世界観を汲み取った楽曲だなと。fripSideのシングル曲は、激しく疾走感があっても、内に秘めた情熱みたいにどこかクールな雰囲気が漂うのですが、今作は情熱が前面に出ていて、ギターソロやドラムも荒々しいサウンドだと感じました。(南條愛乃/以下、南條)
普段も同じですが、観るチャンスはなかなかありません。なので、原作やアニメのあらすじを読んでイメージを膨らませます。アニメによってはシリーズ化されることもあるので、第1期のオープニングテーマはその作品のアイコンでなければならないと思っていて。今回も奇をてらうのではなく、作品の大切な部分を分かりやすく伝えることが一番かなと。シンプルに世界観を歌詞に落とし込んだため、歌詞で悩むことはなかったんですが、サウンド面はアニメとfripSideの世界観をいかに両立させればいいか心を砕きました。(八木沼)
事前にすり合わせなくても、不思議と互いに着地点は同じ所をイメージできているので、satさん(八木沼)からはいつも通り指示がなく(笑)、荒々しさのある楽曲に対し、fripSideとしてどう寄り添えるかを自分なりに考えました。アニメでは戦いで血が流れたりもするので、いつもはストーリーテラー的な客観性を常に意識していますが、それとは違うアプローチで歌いましたね。(南條)
fripSideの楽曲の難易度を5段階で表すなら、この曲はレベル2の初級編です。南條さんはもっと高いキーも歌えちゃう人だから難なく歌いこなしました。気合いの入る曲なので、大きな声で元気良く。カラオケで歌うなら一発目でもいいと思うんだけど?(八木沼)
いやいや、いきなりこの曲を歌うと喉に負担が。私も高いキーの中で、かっこよさや情熱を表現するにはどうしたらいいかを模索しました。後半は畳み掛けるような展開で転調もしますし、特にサビは息が続かなくなるので息をいっぱい吸って歌ってください。ただ、決闘がアニメの重要な要素なので、歌う側にも余裕があってはいけないと思うので必死に歌っていい曲です。私の場合はライブで「次は『killing bites』です」と言った瞬間、戦いのゴングがカーンと鳴るのが聞こえます(笑)。カラオケで歌う方もこれを入れたからには、戦いに向かう気持ちで歌ってください!(南條)
アニメ『キリングバイツ』のオープニングテーマ。スピード感のある激しいサウンドと伸びやかなハイトーンボイスがアニメの世界観を見事に表現している。南條はアニメの中で命の大切さを説く尊聖羅役で出演。またカップリング曲は南條が作詞を手がけた曲が収録される。
NBCユニバーサル・エンターテイメント
[2/28発売]楽曲タイトル | 歌詞 | マイうた |
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killing bites | 歌詞 | マイうた |