“恋町ダンス”が話題となった『恋町カウンター』に続き、“踊らされちゃう歌謡曲”第2弾として『噂のふたり』が到着! 前作同様、松井五郎・都志見隆による書き下ろし作品で、今回は激しさを増した“噂のダンス”にも注目! この楽曲への想い、そして“噂のダンス”についてなど、竹島宏からいろいろ話を聞いた!
Profile
2002年に『いいもんだ いいもんだ』でデビュー。『哀愁物語』『月枕』など多くのヒット曲を歌う。また、イケメン演歌歌手トリオ“イケメン3”をある番組で結成するなど、演歌界のイケメンとして人気を博す。この春に始めてみたいことを尋ねると、「パーカッションやギターなど、楽器をきちんと習って身につけたいです」と爽やかに微笑んだ。
肩のこらない楽しい曲調だなと思いました。僕はうぶな恋をイメージしたんですが、ミュージックビデオの監督さんは大人の恋の駆け引きを連想したそうで、そのため、撮影場所もホストクラブだったんです(笑)。それだけ受け手の想像力をかきたてる曲なんだと思います。
また、メジャー(長調)の楽曲をシングル曲で歌わせていただくのはデビュー曲以来のこと。ノリのいい曲なので、いい意味で緊張感を取っ払って歌えそうだなと思いましたし、ずっとマイナー調を歌い続けてきたので、いつもとは違った歌声をお届けできるんじゃないかとワクワクしました。
結果的にそうなってしまいました。おかげ様で、昨年はいろんなところで“恋町ダンス”を踊らせていただきました。そのたびに、お客様に向かって冗談半分に「ダンスはこの曲で終わりにします。また次からは歌一本で頑張ります」と言っていたんです。だから、新曲でもダンスをする羽目になるとは思いませんでした。
踊る予定は全くなくて(笑)。そもそも、先生方も僕も「この楽曲はカップリングに良さそうだな」と思っていたんです。でも、表題曲にすることが決まると、「前作も喜んでいただけたから」と踊る方向に話が進んで(笑)。急きょ、ダンスの先生に振り付けをしていただきましたが、今回はかなり悩まれたようで、お正月休みを返上して考えてくださいました。ですが、僕にレッスンをつける当日になっても固まらない部分もあって、実際に僕が踊ったりしながらその場で決めていきました。
ミュージックビデオの撮影でも、「自由に踊っていいよ」と言われて戸惑いましたが、曲の持つ雰囲気から、かっちり決め込むよりもある程度自由さがあった方がいいと判断されたようです。そんなところからも、「『噂のふたり』はいい意味で遊べる曲なんだ、いろんな可能性を秘めているんだな」と感じています。
難しいというよりは、「激しくなった」と言った方がいいかもしれません。“恋町ダンス”もそれなりに運動量があったと感じていましたが、今回は1曲歌って踊ると息が上がるレベル(笑)。前作は細かなキメのポーズがあったので繊細さを求められましたが、『噂のふたり』は間奏もずっと素早く動き続けて飛び跳ねたりするイメージなんです。この曲を歌い続ける限り、ジムでトレーニングする必要はなくなるかもって思います(笑)。
喉や体、さらには気持ちを開放するのにうってつけだと思い、僕の方から「レコーディングはこの曲を最初に歌いたいです」と言ったくらいです。曲によっては慎重さや丁寧さも必要になりますが、『噂のふたり』は慎重さというよりは勢いやノリが大切な曲。レコーディングの景気付けというか、勢いに乗るためにもいいなと思って、肩肘張らず楽しく歌うことができました。
楽しく歌う、これが実は大切なこと。ボイストレーニングの先生からも、「いい歌を歌うには脱力が必要」と言われます。でもレコーディングでは、いろんなプレッシャーを感じたり、頭で緻密に考えながら歌うことが多くなります。今回はそれが一切なかった。奇跡と言ってもいいでしょうね。そのせいもあってか、ディレクターさんが「シングルの表題曲にいいかもしれない」と言い始めたんです。正直びっくりしましたが、改めて聴き直してみると、自分で言うのもなんですが「僕のいいところが出ているな」と思いました。
今までにはあまりなかったような歌声ですね。新しいタイプの曲によって、これまでとは違う声色が引き出せました。想定外だったのは、またダンスを踊る羽目になったことです(笑)。
ありがとうございます。『それは幻』は、ツヤ感のある大人っぽいナンバーで、畳み掛けるように歌う所があります。そこは、言葉が立つように1つずつ丁寧に歌うよう意識しました。ただ、クリアに聴こえながらも、ゴツゴツした感じにならないようにリズム感も大切にしながらレコーディングしました。
『思ひ人』は、少し前からいただいていた曲で、いつか必ずレコーディングして世に出したいと思っていました。歌詞が素晴らしいのでかみしめるように歌いましたが、思い入れが強い分、僕の感情とは切り離して歌うことを心掛けました。
リズムに乗りながら楽しく歌っていただきたいですね。多用するのはあまりお勧めしませんが、若干鼻にかけてキザッぽく歌うと曲の世界観が作れて面白いと思います。歌うだけでもいいですが、少しだけでもいいのでダンスにも挑戦してみてください。去年いろんなところで笑顔を届けたくて“恋町ダンス”をみなさんと歌い、踊らせていただきましたが、実際には僕が一番笑顔になっていたんですよね。『噂のふたり』は、笑顔にプラスして元気にもなれる曲です。日々いろんなことがあって大変だと思いますが、そんな時こそ歌って踊って元気になっていただけたら嬉しいです。
“踊らされちゃう歌謡曲”第2弾。前作『恋町カウンター』同様、作詞・松井五郎、作曲・都志見隆による書き下ろし作品。爽やかな恋の駆け引きを描いた少しレトロな雰囲気の歌詞を、弾むようなビートと伸びやかな歌声に乗せて響かせる陽気なアップチューンだ。
テイチクエンタテインメント
[3/13発売]楽曲タイトル | 歌詞 | マイうた |
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噂のふたり | 歌詞 | マイうた |
それは幻 | 歌詞 | マイうた |
思ひ人 | 歌詞 | マイうた |