上弦
この曲の歌詞
いつのまにか街は目を細めて
黄昏時の視界は
群青に染まり
それはやがて僕の耳たぶから
足の指に至るまで
染み込んでいく
日毎 冷たくなっていく
風の匂いは
少し君のようだった
光に溺れそうな街の片すみで
熱に浮かされた景色を
見ていたら
街が見ている夢の中に
僕が迷い込んで
しまったように思えた
少し離れれば
もうそこは夢の外
枯れた電信柱も僕を笑う
小さく声に出して呼んだ
君の名前は
しばらく君を探して
彷徨っていたけど
行き場を無くしたように
指をすり抜けて
夜の闇に溶けていった
今頃 誰の名前を
君は呼んでいるのだろうか
その日、眠りについた僕は
君の夢を見た
そこで当然のように
名前を呼んだ
その後、
君が口に出した言葉を
僕はうまく聞き取れなかった
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