抜群の歌唱力と世界水準のダンスによるパフォーマンスで人気の三浦大知が21枚目のシングルをリリース。『仮面ライダーエグゼイド』の主題歌としてすでに馴染みのある曲だが、改めて聴いても気持ちの高ぶりを抑えられない。三浦大知、そして仮面ライダーファンが待ち望んでいた「EXCITE」をリリースできたことについて心境を語ってもらった。
Profile
1997年にFolderのメインヴォーカルとしてデビューした後、2005年にシングル「Keep It Goin’On」でソロデビューを果たす。卓越したヴォーカルセンスと世界水準の圧倒的なダンスパフォーマンスは多くの人たちを魅了し、これまでに日本武道館や横浜アリーナなどでのライヴを成功させている。今年1月22日には昨年開催された全国ツアーの追加公演として自身初の国立代々木競技場第一体育館でのライヴを実現させたばかり。
三浦大知(以下、三浦)「はい。僕は小さい頃、仮面ライダーのオープニング曲でよく踊っていて、その姿を見た母親がダンススクールに入れてくれたんですよ。そういう意味では僕がダンスを始めるきっかけの作品でもあるので、そこに音楽で関われたことは純粋に凄く嬉しかったです」
三浦「いや、それがほとんどなくて。“三浦大知なりのかっこいいダンスミュージックを思い通りに作ってください”ということだったので、いつも通りの感覚で、気負うことなく制作することができました。逆に僕らのほうから“仮面ライダーだったらこうじゃない?”って作品に寄せたところがあったくらいです(笑)」
三浦「今回の仮面ライダーは、医療とゲームを掛け合わせた世界観を持っているので、クールな感じはありつつも、ちょっとピコピコしたゲーム音みたいなものを組み込んだサウンドにしてみました。その辺はトラックメイカーの方と一緒に話し合いながら作っていった感じですね」
三浦「かな多さんに基本的な流れをまず書いていただいて、その上で僕なりの言葉使いとかアイデアを盛り込んでいただきました」
三浦「自分が選んだことこそが自分のストーリーになっていくっていうことですね。そのために必要な自分の中の抑えきれない衝動みたいなものを歌にできたらいいなって。仮面ライダーの主題歌としてヒーロー感のある盛り上がりはもちろん意識しましたけど、誰が聴いても共感してもらえる普遍的な曲になるようにはしたかったので」
三浦「曲のタイトルが『EXCITE』ですからね(笑)、やっぱり歌でも盛り上がる感じがいいかなとは思いました。ただ、AメロやBメロでは内側に秘めている静かな炎というか、ちょっとクールなニュアンスで歌ったところもあって。それがサビで一気にバーンと溢れ出してビッグバンが起きるみたいなイメージにはなりましたね。曲の世界観に染まることで自然とそういう歌い方になったのでレコーディングで悩むことはなかったですよ」
三浦「歌詞では<進むべきLife/生きていくだけ>って言っているので、男らしくヒーローになった気持ちで歌うといいんじゃないかな。“ついてこいよ!”みたいな感じで、一緒にいる人たちを歌で引っ張っていくというか。で、リフレインするサビでは皆で一体となって盛り上がるっていう。これはもう立って歌うしかないと思います(笑)」
三浦「仮面ライダーの主題歌ということで、MVでは子供たちにも踊ってもらえるようなダンスをしようかって話もあったんです。でもせっかく楽曲が三浦大知にしかできないものになったので、ダンスで自分らしくないことをするのはもったいないなと思ったんですよね。なので、いつも通りの三浦大知らしいダンスになっているので、“全然踊れないよ!”みたいな感じで逆に盛り上がってくれればなと(笑)」
三浦「そうそう。ただ、言われなきゃたぶん気づかないと思うんですけど、サビに出てくる<Hey>のところでは仮面ライダーの変身ポーズをイメージした動きを実はしてるんですよ(笑)。そこだけはマネできると思うので、カラオケの時にぜひやってもらえたら嬉しいです。この曲はうまく歌おうとするのではなく、気持ちが大事。カラダを動かしながら思い切り歌ってください!」
三浦「去年は初めて出させていただくテレビ番組やイベントが凄く多かったんですよ。そこで自分の活動エリアや聴いてくださる方の輪が広がった気がしているので、今年はそれをさらに広げていきたいなと思っています。ニューアルバムの制作もしていますし、その先のことまでいろいろな企みはすでにあります。なので、引き続き皆さんに楽しんでいただけるように頑張りたいですね」
三浦「そうですね。歌だってダンスだって、もっともっとうまくなりたいですし、自分の可能性みたいなものに期待し続けていたいんですよ。だからこそ、“こんなことやったらおもしろそうだな”ってことがどんどん出てくるんです。その中から三浦大知にしかできない楽しいことをやっていきたいと思うんですよね。終わりのないエンターテインメントの世界の中で、何をやったとしてもオリジナルになっていた憧れのマイケル(・ジャクソン)のような存在に僕もなっていきたいので」
昨年の全国ツアーですでに披露され、大きな盛り上がりを見せていた新曲「EXCITE」。力強いデジタルサウンドと熱いメッセージが炸裂する本作は、『仮面ライダーエグゼイド』の主題歌として子供たちからの支持を集めつつ、大人をもトリコにする魅力に満ちている。ハイレベルなダンスが堪能できるMVも必見!
SONIC GROOVE
[1/18発売]