“大人の愛”をテーマにした最新シングル『愛が信じられないなら』をリリース!EXILE、平井堅、CHEMISTRYほか多くのアーティストを手掛けてきた松尾潔が作詞を担当、作曲は恩師でもある水森英夫。リズミカルで力強い新曲について想いを語ってらった。
Profile
1999年に作曲家・水森英夫にスカウトされる。2001年4月に『霧情』でデビュー。艶やかな歌声と涼やかなルックスで演歌界の貴公子的な存在に。『恋する街角』『釧路空港』『スポットライト』『流転の波止場』ほかヒット曲多数。4月27日から始まる全国ツアー『熱唱ライブ2017~新たなる歌の道・あなたと共に~』に対し、「山内といると何か面白いことが起こると思っていただけるライブにしたい」と意気込みを語った。
僕の曲を手掛けてくださっている恩師の水森英夫先生が、昨年『NHKのど自慢 チャンピオン大会』で審査員をされました。その時に松尾潔先生も審査員をされていたことがきっかけでお2人が盛り上がり、今回歌詞を書いていただくことになったんです。
EXILEさんやCHEMISTRYさんなどのヒット曲を多数手掛けていらっしゃいますが、近年は演歌を書いてみたいと思っていたそうです。そんな時に、水森先生から「うちの山内惠介という歌手は頑張っています。松尾先生とも同郷の福岡ですし、書いていただけませんか」という流れになったようです。歌手として17年目を迎えますが、新しい風が入ることで、今までにない山内惠介の魅力を感じていただけると思います。
愛をちゃんと知ってる大人が書いた言葉だなと思いました。♪愛が信じられないなら 愛さなければいい 人が信じられないなら ひとりになればいい♪と言い切れるのは、相当な経験をしているからだと思うんです。大胆な表現ですし、♪愛さなければいい♪って言い切れるかっこよさを感じますね。ここは歌っていても一番気持ちがいいところですし、また色々考えさせられる言葉でもあります。聞き手に何かを投げかけられるというのも歌のいいところだなと思いますね。
今年で34歳。30代になって5年目なので、今自分の持っている“大人”をこの歌ですべて出し尽くしたいと思いました。だからこそレコーディング中は、“僕は人をちゃんと愛せているだろうか”“大人として立ち居振る舞いができているだろうか”と足りない部分ばかりが目について苦しくもありました。レコーディングって、内なる自分との戦いなんですよ。
この曲は過去の恋愛、過去の自分を振り返る歌ですね。自分が衝動的に割ってしまったコーヒーカップに、好きだった人を重ねている歌ですが、男ってそもそも未練タラタラな生き物なんです(笑)。歌入れでは、歌詞に描かれている弱さと強さ、繊細な心の動きを表現しました。♪笑ったよ 笑ったよ♪は、言葉では笑っていますが、そこで思い切り泣いたりもしましたね。
まるでふんどし締めながら歌うような曲ですよね(笑)。実は松尾先生から一番最初に上がってきたのがこの曲でした。♪大の男が 泣きごと言うな♪なんて、きっと松尾先生のキャリアで初めて書いた言葉じゃないかな(笑)。♪夢中ではじめた 露天掘り♪は、(2人の郷土である)福岡の炭鉱について書いたものです。地元の方言も入っているので、気合を入れながら歌わせていただきました。
『愛が信じられないなら』は、歌ってみると思った以上にテンポが速いと感じる曲だと思うので、リズムが鍵ですね。体ではリズムを細かく刻みつつ、でも歌はしっかりというイメージです。あと、サビの“愛”“信じられない”の頭の文字を強く歌う。言葉に強弱をつけるとリズムに乗りやすくなるし、歌にメリハリが生まれます。そして『珈琲カップ』は歌い上げるのではなく語るように。“買った”“カップ”のようなはねる音は腹筋を使ってきちんと音を切って歌うといいですね。『黒いダイヤ』はとにかく男っぽく。奇麗にというより、唸る感じで歌うと雰囲気が出せるんじゃないでしょうか。
J-POP界のヒットメーカー、松尾潔が初めて手がけた演歌。軽快なテンポに乗せて歌う『愛が信じられないなら』や、思い出を振り返り泣くように歌う『珈琲カップ』は、「松尾先生のお得意な艶っぽい世界観(山内)」という。一方、筑豊の炭鉱王・伊藤伝右衛門を思わせる男気溢れる『黒いダイヤ』は力強く男っぽい。
ビクターエンタテインメント
[3/29発売]楽曲タイトル | 歌詞 | マイうた |
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愛が信じられないなら | 歌詞 | マイうた |
珈琲カップ | 歌詞 | マイうた |
黒いダイヤ | 歌詞 | マイうた |