Profile
1964年に『母恋三味線』でデビュー。『女の港』『白い海峡』ほか多くのヒット曲を持つ。11月15日には三越劇場(東京)で17回目を迎える『秋のコンサート』を開催する。長年にわたり文化活動に貢献してきたことで、今年5月には『旭日小綬章』を受賞した。
弦(哲也)先生のずっしりとした重みのある曲調と、(岡田)冨美子先生ワールドの生き生きとしたフレーズがとてもマッチした素晴らしい作品で、歌手として新たなファイトをいただける楽曲だと思いました。
冨美子先生は本来はポップスの方ですが、たまにお会いする度、「大月さんにはとても創作意欲が沸くのよ」とおっしゃっていただいておりました。出だしやサビのフレーズはもちろんですが、景色やしぐさが浮かんで来るような表現と、流氷という真白な静寂の世界に、赤や紅という鮮やかな色味で胸の内を表現なさる色彩感覚が素晴らしいと思います。
弦先生とは前々作の『紅の傘』で久し振りにご一緒させていただいたのですが、今作は、ガラリと趣きを変え、『女の港』に代表される大月の“女を歌う歌世界”の王道とも言える、聴けば聴くほどに、歌えば歌うほどに、深みと味わいが増す素晴らしい曲だと思います。
全体的に、とても流れが良く、歌い心地の良い曲ですので、曲の流れに乗りながら、あまり力まずおおらかに歌唱してみてください。出だしの、同じ言葉の繰り返しは、少しずつ色合いを変えて、出来れば少しずつ強くすると、より情感が出ると思います。サビの部分と歌いおわりは、広大な流氷の景色を思い浮かべながら、大きく歌うとよりスケール感が出ると思います。
キングレコード
[9/6発売]楽曲タイトル | 歌詞 | マイうた |
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流氷の宿 | 歌詞 | マイうた |