前作『Tree』から4年振りとなるアルバムが2枚同時に到着! タイトルは、『Eye』と『Lip』。 ダークな側面を凝縮して閉じ込めたという『Eye』と、ポップさを発揮した『Lip』という対となる2作品――。 SEKAI NO OWARIが自信を持ってリスナーたちに贈る今作についてメンバーたちが本音で語ってくれた。
Profile
Nakajin(G)、Fukase(Vo)、Saori(Pf)、DJ LOVE(DJ)の4人からなるロックバンド。2011年にシングル『INORI』でメジャーデビューを果たす。以降、その独自の世界観を昇華した楽曲群と圧倒的なスケールのライブで人気を集め、『RPG』『スノーマジックファンタジー』『Dragon Night』などヒット曲を次々と世に送り出す。新作『Eye』『Lip』の2枚を引っ提げ、4月6日からは約5カ月にわたって全28公演を巡る全国ツアーがスタート。
はい。完璧にバシッと切り分けたわけではないですけど、大まかには『Eye』がダーク、『Lip』がポップな曲で構成されている感じではありますね。(Saori)
平昌オリンピックのテーマソングだった『サザンカ』や、アニメ映画『メアリと魔女の花』の主題歌『RAIN』のようなイメージだけでアルバムを作るのは、今の僕らとしては不完全だなと思ったんですよ。人前ではあまりしゃべらないような、心の中に秘めている思いも曲にするべきじゃないかなって。なので今回は2枚のアルバムが必要だったんです。(Fukase)
手広いですよね(笑)。今までになかった音が新たな武器として入っている曲も多いですし、大人っぽい曲も増えて。『Lip』に入ってる『YOKOHAMA blues』とか『蜜の月』は凄くシャレてて好きですね。(DJ LOVE)
曲数が多かったから分担して各自が曲を作ったんですけど、今までにないくらいのスピードでいろいろなタイプの新曲がどんどん生まれて行って。(Nakajin)
うん。だからこそ今回は各メンバーの個性が凄く色濃いというか。『Food』や『Witch』という曲は僕がスマホのアプリで作ったものがそのまま使われているところもあったりしますし。前作『Tree』とはまったく違った手法で、いろんな試みができたと思いますね。(Fukase)
今回はもの凄く一生懸命歌いました。前作『Tree』からの4年で、ボーカリストとしての自分にしっかり向き合うことができたところがあって。それまでは自分の好きなように歌っていたけど、今は聴き手のことを強く意識して、ひとつひとつの精度を上げようとしている。そういった意味ではしっかり成長した姿が見せられたかな。(Fukase)
『Lip』の曲の方が難易度的には圧倒的に上?(Saori)
うん。『サザンカ』をTVで歌う時は難しくて震えましたからね(笑)。ただ、この曲は自分たちとしては珍しい応援歌なので、誰かにプレゼントするには最適だと思います。歌い上げるのではなく、その場にいる人に言葉をポツリポツリと届けていくことを意識するといいと思いますよ。実際僕もそう歌ってますし。(Fukase)
3、4人くらいの少人数の中で歌うとグッと来そう。あと『Lip』の曲であれば『YOKOHAMA blues』をかっこよく歌えたら凄くいいんじゃない?(Nakajin)
うん。カラオケに凄く良さそう。そんなに難しくなさそうだし。(Saori)
いやでも歌詞には♪ケダモノのように抱き合った♪ってフレーズがあるんだけど。聴いてる人に「何それ?」って思われないかな?(Fukase)
大丈夫でしょ。ケダモノのように抱き合ってると思うよ、みんな(笑)。(Saori)
サビの出だし、“YOKOHAMA”の“YO”をしゃくるように歌うこと。あとは情熱的な歌詞だけど、あまり熱すぎるとバタバタしちゃうからクールな感じを意識するといいと思います。(Fukase)
『エデン』かな。ベース弾き語りというちょっと珍しいことをしている曲だけど、僕にしては珍しい直球のラブソングなので。(Fukase)
男女でいる時に歌うといいよね。男同士でこれ歌っちゃうとなかなかな感じになるから(笑)。(DJ LOVE)
まあでも私はクソ男の曲だと思うけどね(笑)。優しい顔したサイコパスの曲だなって。(Saori)
直球のラブソングだって言ってるのに(笑)。あと1曲目の『LOVE SONG』もノリノリで楽しく歌えるからオススメですよ。ただ、歌詞的にトゲトゲしいねって言われちゃう恐れもあるから、これはヒトカラ(1人カラオケ)がいいと思います(笑)。(Fukase)
今までのライブで描いてきたファンタジーとはまた違う感じにはなりますけど、アッと驚くようなものを考えています。僕的には確実に自信作になる予定なので楽しみにしていてください。(Fukase)
新曲が多いからリハが大変(笑)。頑張ります!(Saori)
2枚同時リリースされた約4年振りのニューアルバム。“ダーク”と“ポップ”という2つの側面をそれぞれで表現した2枚のうち、『Eye』はダークな側面を凝縮した1枚。『ANTI-HERO』『SOS』といったシングル曲に加え、『LOVE SONG』『Food』『Witch』など多数の新曲が収録されている。
TOY’S FACTORY
[2/27発売]SEKAI NO OWARIのポップさを遺憾なく発揮した作品。『Eye』同様、シングル曲(『RAIN』『サザンカ』『Hey Ho』)&多数の新曲を収録。リード曲『YOKOHAMA blues』は新たな一面を感じることのできる1曲。また、各盤に1曲ずつNakajin歌唱の楽曲も収録されているので、そちらも要チェック!
TOY’S FACTORY
[2/27発売]楽曲タイトル | 歌詞 | マイうた |
---|---|---|
LOVE SONG | 歌詞 | マイうた |
エデン | 歌詞 | マイうた |
Food | 歌詞 | マイうた |
YOKOHAMA blues | 歌詞 | マイうた |
サザンカ | 歌詞 | マイうた |
蜜の月 | 歌詞 | マイうた |