さすらいの唄
この曲の歌詞
踵を引きずって歩く
夕方5時過ぎ 目抜き通り
すれ違う人の波が
粒のようにざらついて
流れるように辿り着く
いつもの喫茶店の片隅
たった一枚のガラスを
隔てた先の
別世界を眺めていた
何もない 何もない
僕は今 溶けていくよ
どうせなら型に流して
新しく作れやしないかな
それでも それでも 僕は
またここにいるんだろう
濡れたグラス
氷の隙間
薄くなったコーヒーを啜る
さすらいの唄
あれほど
吐き出したかった
言葉も情熱も涙も
あったはずの場所にはもう
見当たらなくて
違う誰かの元にでも
引っ越したんだろうか
何がしたかったの
僕はどこに
行きたかったの
純白の少年と物語の
続きを描くように
目を閉じてみる
何もない 何もない
僕はただ 自由なんだよ
どうせなら翼でも生えて
飛び回れたりは
しないかな
それでも それでも 僕は
また願ってしまうんだろう
明日はきっと
違う味がすると
薄くなったコーヒーを啜る
さすらいの唄
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