TVアニメ『クオリディア・コード』オープニングテーマ「Brave Freak Out」が到着!約1年振りとなるアニメタイアップシングルで、ハイテンポかつ攻撃的なロックサウンドに打ちのめされる!数々のアニメ主題歌・劇中歌を担当し、ロックからポップスまで歌いこなす変幻自在なヴォーカリスト・LiSA。今年デビュー5周年を迎え、更なる飛躍を続ける彼女が今回、約1年振りとなるアニメタイアップシングルをリリースした。今秋には横浜アリーナ2DAYSワンマンライヴも控えているなど注目を浴びるなか、今作について語ってもらった。
Profile
2010年に放送されたアニメ『Angel Beats!』の劇中バンド「Girls Dead Monster」のユイ役のヴォーカルを担当し注目を集め、2011年にデビュー。パワフルなサウンドに負けない卓越した歌唱力と、圧巻のライヴパフォーマンスでたちまち人気アーティストに。「日本代表として愛してもらえるライヴを心がけています。メキシコではMCになるとすぐにコールが起きて喋らせてもらえないくらい熱くて」と語るなど、海外でのライヴも精力的。デビュー5周年を記念して、11月26日、27日に初の横浜アリーナでワンマンライヴを行う。
LiSA「Braveは勇敢な、Freak Outは、乱暴に言えば“イカれた奴”という意味。そこには、少数派だっていいじゃないかという思いを込めました。アニメのキャラクターたちはいろんな局面で選択を迫られます。仲間がいるから同調したくなるけど、葛藤しながらも自分はどうすべきかを選んでいきます。そんな物語に対して今の私が何を歌えるんだろうと考えた時、“変な奴だと思われても自分が信じてることを貫く方がいいじゃん”ってことかなと思いました」
LiSA「普段から、LiSAがこれまで歩んできた道筋とアニメに求められていることを照らし合わせ、何を歌えるかを考えます。今回は1年3カ月振りのテーマ曲でもあるので、その間に自分の畑で収穫してきた“野菜たち”で何を料理できるかを考えました。そしてアニソンでLiSAに求められているであろう、キーが高くてテンポが速く、畳み掛けるような楽曲というのをしっかりやろうと。さらに新しく見つけてきた野菜たちも入れて“こんな美味しいのもあるよ”って、食べてもらおうと思いました」
LiSA「アフレコに挑戦(映画『ミニオンズ』日本語版)したことで声優さんたちの偉大さに改めて気付かされました。逆に、これまでアニメのフィールドで育ててきたものを持ってロックの畑、例えば『SUMMER SONIC』などの夏フェスへも出て行くことで、私がずっと探していた“音楽で私は何を求めているか”という問いへの1つの答えも見えてきて。“歌に求めていたのはピッチとかじゃないんだな、リズムだ”とわかりました。もともと聴いてきた音楽もそうだし、全体のグルーヴが大事だって気が付いたんです。今回の曲はテンポも速いですしリズムが重要になる。この曲で自分が感じてきたことがより明確になりましたね」
LiSA「はい。これまでずっとその畑でやらせてもらっていて、“誰か他の扉を開けてくれないのかな”って思っている自分もいました。でも実際に外に出て、LiSAの曲に声や手を上げてくれるファンの姿を見た時に、自分がいたところって凄かったんだと再確認できました。今は旅に出た私が宝物を手にして帰ってきたみたいな感じですね」
LiSA「今回、まず曲作りを高橋浩一郎さんにお願いしたんですが、歌詞を乗せる段になって、“これはLiSAが一番得意とすることじゃない”と判断したんです。アニメの世界観を大事に、かっこいいサウンドに硬くてキャッチーでフックのある言葉を乗せることが求められますが、私はストレートな想いを書く方が得意です。ならばかっこいい言葉を選びつつ、LiSAが伝えたい思いもちゃんと理解してくれる人に委ねるべきだと。先輩(田淵智也/UNISON SQUARE GARDEN)はリズミカルな曲にキャッチーな言葉を乗せる天才なので、指名させていただきました」
LiSA「この5年間ずっとLiSAの音楽をそばで見守り、ともに作り上げてきた1人です。だから先輩にお願いする時って、家族との会話みたいなんですよ。『このアニメでかっこいいやつ、歌っていて気持ちのいい言葉でお願いします』って感じで、多くを語らなくても通じるんですよね」
LiSA「“神様、ねえ僕を助けないで”ですね。普通、神様には助けてくださいってお願いしたり、すがりますよね。なのに、僕なんかを助けないでと言い切る。それが凄く先輩っぽいし、かっこいいなと思いました」
LiSA「各パートが遠慮して綺麗に鳴らすんじゃなく、各楽器がやりたいことを存分に発揮できる楽曲にすることです。結果、パワフルに攻めてくるブルドーザーみたいな曲になりました(笑)。熱量が高いので歌いこなすのはかなりハード。ライヴで歌う前には“よし!”って気合いを入れてからじゃないと歌えません」
LiSA「リズムが一番大事な曲なので、ドラムやベースを聴きながらサウンドに乗っかるイメージで歌いました。その中で1行か2行、伝えたい大事な言葉を自分なりに見つける。“ねえ、僕を助けないで”なのか、“信じてるよ さあ行こうか?”なのか、自分の大事な部分を見つけたら、あとはいかに楽しむかが大事なのかなって思います。ただ、息継ぎするところが全然ないので大変でしたね。テンポが速く言葉がずっと繋がっていく感じなので、カラオケで歌う時は映像の歌詞を追っていたら追いつけないかも。ある程度、歌詞を覚えてから歌ったほうがいいかもしれませんね」
LiSA「エコーを切る(笑)。私自身、テンポが速い曲をカラオケで歌う時にやることです。あと、スピード感が大事なので滑舌よく、ちゃんと口を開けて言葉をはっきり歌うといいですね。また、自分で手や足でリズムを刻むとより歌いやすくなります。高音は足を少し広げて立ち、内腿に力を込めると不思議と出るんですよ。あと意外に大事なんですが、この曲は座ってたら歌えません。立って歌ってください!」
LiSA「2度目の武道館以降、大きな会場ならではの魅せ方もあると思うようになりました。実は2年半前の初武道館は緊張と重圧で体調を崩してしまい、思うようなパフォーマンスができませんでした。その経験値がのちの2度目の武道館や幕張メッセにもつながったと思います。今回は初の横浜アリーナというチャンスをいただいたので、『SUN』『MOON』と各日のテーマを設けて違った内容を楽しんでいただきたいです。デビューから5年経って、これまでそうしてきたように皆と一歩ずつ共に大人になりたい。思い出を積み重ねつつ、今を共有していけたらなと思っています。この人たちとならどこまででも行けそうな気がするので、その証として東京ドームに皆と行きたいと思うようになりました」
表題曲はアニメ『クオリディア・コード』OP曲として書き下ろされた。疾走感ある激しいロックサウンドを乗りこなしながら高らかに歌い上げるヴォーカルに圧倒される。ジャケット写真は「インパクトのあるアニメの世界観にも通じるように、『ネオン』がキーワードになっています」と語る。カラフルな光の筋は、シャッタースピードを落としたカメラを前にLiSAやスタッフが実際に何度も動いた軌跡が描かれているそうだ。
アニプレックス
[8/24発売]楽曲タイトル | 歌詞 | マイうた |
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Brave Freak Out | 歌詞 | マイうた |
AxxxiS | マイうた |