Profile
1965年に歌手デビュー。1966年より俳優としても始動。1975年に主演したドラマ『遠山の金さん』で自ら歌った「すきま風」がミリオンヒットに。俳優業や音楽活動を続ける一方で、国内外での慈善活動を熱心に行う。長年の活動が評価され、緑綬褒章、紫綬褒章を受賞した。10月26日に地元の神戸国際会館・こくさいホールにて、妻で歌手の伍代夏子とのスペシャルコンサートが開催されることが決まった。
杉良太郎(以下、杉)「ドラマチックな話でなく恐縮ですが、新幹線で移動中に景色を眺めながら“せわしないな”と感じたんです。こんな日々から解放され、ひとり気ままに牧歌的な旅ができたらいいだろうと。そのイメージをもとに新幹線の中で歌詞を大方書き上げていました」
杉「1番は福島県の飯舘村です。当地に向かう車中、まるで田舎庭園として造られたような美しい風景に感激しました。今は行けないのが残念です。2番も東北で、私が支援している三陸鉄道を思いながら書きました。海岸線をのどかに走る列車が夕日を浴びている、そんな光景が浮かびましたね」
杉「先に詞を書いて、それに曲をお願いしています。歌いたいことありきなので、『神様への手紙』のように辛辣な意見を聞き手に突きつける歌詞もあれば、今回、カップリング曲『気づいていた二人』では“離婚届”なんて言葉も使う。弦ちゃんに『プロはこんな言葉はまず書かない』と驚かれました」
杉「上手く歌わないことです。学校の唱歌や童謡のような純粋さがある曲なので、こねくり回すとダメになってしまう。かといって素直ぶるのも違うので、今までとは違う難しさがありましたね」
杉「画面の歌詞を目で追わずに歌うことかな(笑)。音楽や芸術に上手い、下手はないと思っています。それよりも大事なのはその人ならではの味わい。いい味わいを出すには、まず手本となるCDをよく聴き、歌詞を予め覚えておくと自分らしく歌えるのではないでしょうか」
テイチクエンタテインメント
[8/24発売]楽曲タイトル | 歌詞 | マイうた |
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ひとり旅 | マイうた |