Profile
1985年にアイドルグループ「おニャン子クラブ」のメンバーとしてデビュー。在籍中にグループ初の演歌歌手として「あじさい橋」でソロデビューし、チャート1位に輝く。2015年にはデビュー30周年、2016年にはソロデビュー30周年を迎えた。2017年について、「愛らしくも寒さに耐えながらひっそりと咲く『豆桜』のように、大地に根をしっかりと張れる1年にしたい」と笑顔で抱負を語る。
城之内早苗(以下、城之内)「ええ。最初に題名だけ知らされたので、凄く想像が膨らみました。歌詞に出てくるフジザクラやハコネザクラなどの総称が豆桜なんです。ソメイヨシノより背丈が低いけど寒さに耐える強い桜なのだと作詞家の喜多條忠先生が教えてくださいました」
城之内早苗「歌詞に描かれる富士と桜は日本人なら誰でも想像できる風景。そんな楽曲をいただけて嬉しかったですね。ですが、喜多條先生からは『これは富士と桜の歌じゃない』と釘を刺されて(笑)。富士を男性、豆桜を女性にたとえた幸せな夫婦演歌なんだと説かれました」
城之内早苗「岡千秋先生が作ってくださった、心にしみ入る親しみやすいメロディは全体的には歌いやすいものです。ですが、“わたし”の部分は急に音程が上がるので難しい箇所。しかも喜多條先生から『ここでこの歌は決まる』と言われたので悩みました。音程ばかりに捉われると譜面通りに歌えても、個性がなくなります。この曲に限らずですが、主人公の年齢を大事にして歌うようにしています。『豆桜』は夫婦ものなので36歳くらいの女性をイメージしました。三歩下がって夫を立てる昭和の良き女性像は現代風ではありませんが、こういう夫婦像って素敵ですよね。慎ましくていじらしく奥ゆかしい女性を想像して歌いました」
城之内早苗「先生方の受け売りですが、やはり“わたし”がポイント。“た”で急に音が高くなりますが、そこばかり意識するのではなく自分が何歳で歌いたいかを想像して歌ってください。歌詞もメロディも覚えやすいですし、自分らしい『豆桜』を見つけて歌ってほしいです」
テイチクエンタテインメント
[2016/12/14発売]楽曲タイトル | 歌詞 | マイうた |
---|---|---|
豆桜 | マイうた | |
気がつけばいつでも夕陽 | 歌詞 | マイうた |