2018年はアルバム『ENSEMBLE』が大ヒットしたほか、全国ホールツアーも大成功となったMrs. GREEN APPLE! 新年早々に到着したシングル『僕のこと』は、『第97回全国高校サッカー選手権大会』の応援歌として書き下ろした曲だ。 そこで今回、収録曲3曲についてそれぞれどんな想いを込めて制作したのか、メンバーから話を聞いた!
Profile
大森元貴(Vo&Gt)、若井滉斗(Gt)、山中綾華(Dr)、藤澤涼架(Key)、髙野清宗(B)の5人からなるロックバンド。2013年結成、2015年にミニアルバム『Variety』でメジャーデビュー。3rdフルアルバム『ENSEMBLE』(2018年4月)がオリコン・ウィークリー・チャート3位にランクイン、アルバムリリース後に開催されたホールマンワンツアーは幕張メッセでのファイナル2days含めて即日ソールドアウトを記録した。
僕自身はサッカーを10年間やっていたので、嬉しい反面、責任重大なことだなと。(若井滉斗)
やはり勝負事なので、感情移入という面で(曲に対しても聴いた人)全員が同じ捉え方をするのは難しいという点が、アニメやドラマ、映画とは違いますよね。それを踏まえた上で、「全て肯定したい」と思いました。(大森元貴)
「青春に懸ける思い」というものは人類共通だと思っています。僕自身サッカーというものに深く関わったことはないですが、自分の高校生の時のことを思い出したり、当時、どう苦しんで、何に楽しさを見出したのかを重視しました。(大森)
決して綺麗ごとを歌いたくはありませんでした。伝えたかったのは、「奇跡はありふれたものではない。ただここまで歩いてきた自分を誇らしく思うことが、前に進むことより大切な時だってある」ということです。(大森)
自由に作らせていただいたのですが、「アップテンポな曲調以外で」というオーダーだけはありました。僕ら自身も、最近はアップテンポな曲が続いていたところもあったので、「青春」という言葉に負けないぐらいの壮大な曲にしようと思いました。(大森)
言葉遣いや目線など、リアルな思いが綴られていると感じました。だから僕たちの演奏も、ただのバラード曲として終わらないようにしたいと思いました。(藤澤涼架)
歌詞の進め方というか、例えば♪奇跡は死んでいる♪というフレーズを語弊なく、誤解なく届けることが難しかったです。(大森)
2014年頃に書いた曲です。物語テイストなものが当時の僕らからして珍しかったので印象的な作品でした。当時のバンドの熱量を落とさないように、大人になって、改めて込めるものを演奏に閉じ込めたつもりです。(大森)
家で遊びの延長線上のようなところで出来た曲です。音遊び、耳心地の良さを意識して作ったんですが、歌詞は5分で書きました(笑)。そのくらい溢れるように言葉が出てきたんです。(大森)
2019年明けて1発目のシングルになるので、これまでと、これからの自分たちに嘘のない、今のリアルな音と言葉を届けられるような1枚になったと思います。(藤澤)
今までとは違ったレコーディングの雰囲気でした。特に細かく話し合うわけでもなく、お互いが曲に向かっていって、それが同じ方向を向いていましたね。音が全部重なった時の感動が凄かったです。あっ、あと、レコーディングの3日間、夜ご飯がすべて海鮮丼でした(笑)。(山中綾華)
『僕のこと』は、自分に合うキー設定を怠らずに(笑)。力むことなく歌ってください。続いて『灯火』は、かなり息継ぎが鍵となります。言葉がたくさん詰まっているので、焦らずに。そして『Folktale』は、ぜひ大勢でサビを合唱してほしいです。それとAメロは優しく!(大森)
アルバム『ENSEMBLE』の世界観をイメージして、衣装だったり、舞台のセットを作り上げました。自分たちのほかに、ダンサーの方たちも参加したりしているので、そこは見どころです。オーディオコメンタリーも注目ですよ(笑)。(髙野清宗)
アルバムリリースのタイミングでメンバーと行くことが多いです。自分たちの楽曲を歌ったりして楽しんでいます!(若井)
SAM SMITHの『STAY WITH ME』です。(大森)
僕は尾崎豊さんの『I Love You』ですね。(若井)
そうですねぇ。アニソンになりますが……、『おジャ魔女カーニバル』!(藤澤)
私は倉木麻衣さんの『Winter Bells』です。(山中)
チェッカーズさんの『ギザギザハートの子守唄』が得意です!(髙野)
春には初の海外でのライブも決まっていて、とてもうれしいです。より沢山の方々に僕たちの音楽を届けられるように頑張っていきます。(大森)
『第97回全国高校サッカー選手権大会』応援歌として書き下ろされた壮大なバラードソング。「負けてしまうこともあるけどそれを肯定しようと思って書いた」(大森)という。またカップリング曲は2曲。『灯火』は大森元貴が高校時代に作った曲で、今回新たなアレンジも施されている。そして『Folktale』はファンタジックな1曲だ。
EMI Records
[1/9発売]全国で約4万人を動員した『ENSEMBLE TOUR』の最終公演、2018年9月9日に幕張メッセ国際展示場で開催されたワンマンライブの模様を、アンコールを含めて完全収録した作品。さらに、前日の9月8日の公演にしか演奏されなかった4曲と、幕張ドキュメント映像、ミセスメンバー5人によるオーディオコメンタリーが付属されている。
EMI Records
[1/9発売]楽曲タイトル | 歌詞 | マイうた |
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僕のこと | 歌詞 | マイうた |
灯火 | マイうた | |
Folktale | マイうた |