• “バルーン”名義で活躍し、昨年に“須田景凪”名義での初作品としてアルバム『Quote』（2018/1/31発売）をリリースしました。その後、どんな変化がありましたか？

  『Quote』までは、ひたすら自分の内側について書くような曲が多かったんですけれど、昨年に『Dolly』（EP収録曲）という曲を発表して、そこから「前を向いていきたい」という願望が強くなっていった気がします。『Dolly』は、自分のことを客観的に見たところから書きたいなと思って。一方で、『Quote』が終わって、精神的に自堕落な生活をしていた気持ちがあって。『farce』や『パレイドリア』（共にEP収録曲）は、そういう精神的に自堕落な状態というのをテーマにしている曲ですね。

• EPの『teeter』というタイトルはどういう象徴？

  曲が半分くらい出来上がった時に、「自堕落な場所から前を向くまで」というテーマが自分の中で浮かんできました。“teeter”というのは「ふらふら歩く」という意味なんですが、自堕落から前を向く所までふらふら歩いているという色が濃くあったんで、このタイトルにしました。

• リード曲『パレイドリア』はどう作った曲ですか？

  『パレイドリア』がまさに自堕落をテーマにした曲なんです。最近、引っ越しをして、部屋の内見をしたんですね。その時に、小さい時に一人遊びをしていたことを思い出したんです。カーテンが人の顔に見えたり、パレイドリアと言われる現象が昔からあった。幼い頃、特に先のことなんて考えずになんとなく日々が終わっていくじゃないですか。それと今の自堕落というものが、ある意味繋がったと思えて。それで『パレイドリア』とつけました。

• 『パレイドリア』をカラオケで歌う時のコツは？

  全体的に早口で幅のあるメロディですが、焦らずしっかり息継ぎをするのがコツです。

※「ボカロ」「VOCALOID™」はヤマハ株式会社の登録商標です。

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