インパクト抜群の楽曲で存在感を示す3ピースバンド“ヤバイTシャツ屋さん”、通称“ヤバT”が、 9thシングル『うなぎのぼり』と、3rd LIVE Blu-ray/DVD『Tank-top of the DVD Ⅲ』を同時発売! 今回はどんな作品に仕上がったのか、CMタイアップ曲でもあるシングル作を中心に話を聞いた!
Profile
2013年に大阪で結成された、男女ツインボーカルを有する3ピースロックバンド。2016年11月にアルバム『We love Tank-top』でメジャーデビューを果たした。ニューシングル『うなぎのぼり』と同日に、ライブBlu-ray/DVD『Tank-top of the DVD Ⅲ』もリリース。今年も各地の春フェスや夏フェス出演が続々と発表されている。
シングルには毎回、内容と関係のないタイトルをつけてるんですけど、今回はもりもとくんが静岡県浜松市の“やらまいか大使”という親善大使に任命されたことがきっかけで。その記念に浜松に行きたかったので、タイトルに“うなぎ”って言葉を入れたら連れてってもらえるんちゃうかなっていう狙いでつけました。(こやまたくや)
前回のシングル『スペインのひみつ』もそうでしたけど、最近は行きたい場所をタイトルに入れる流れになってますね(笑)。(しばたありぼぼ)
まぁでも、“うなぎのぼり”はポジティブな言葉なので、意味合いとしてもいいのではないかなと。(こやま)
はい。我々は企業さんからの要望に対して全力で応えるタイプのバンドやと思っているので、今回も「みんなで叫べるところがほしい」とか「シャンプーに関するワードを入れてほしい」といったリクエストを盛り込みつつ、曲として広げていきました。結果、日々の中にあるモヤモヤをスッキリ洗い流そうぜ、みたいな曲になったと思います。(こやま)
出だしはラウドなんやけどサビでポップになるっていう構成は今までのヤバTになかった形だと思いますね。さらにドロップチューニングやループものを使っていたりっていう初挑戦もけっこう盛り込まれていて。にもかかわらず今までのヤバTらしさみたいなのもちゃんと入っているので、みんなに気に入ってもらえるんじゃないかなと思います。(しばた)
ライブを意識して、曲の中にはわかりやすい決めがあったりもするので、きっとこの先、フェスなんかでも盛り上がる定番曲になっていくはずですね。CMをきっかけに僕らのことを知ってくれた人たちにとっては、ヤバTの入り口として最適な曲になっているとも思うし。凄く満足のいく仕上がりです。(もりもりもと)
僕ら、そういうのはガンガン入れていきますから。そういうところで聴いてくれたファンの人がニヤッとしてくれたらいいですね。「ヤバT、めっちゃ媚売っとるわ」っていう(笑)。(こやま)
「またやっとるわ」っていうね(笑)。(しばた)
僕らの得意技でもある“隠し媚売り”みたいなところも楽しんでもらいたいですね。(こやま)
カラオケでヤバイTシャツ屋さんの曲を上手く歌うのはムリですからね。僕らの感じはマネしようと思っても出せないです。だから最初から上手く歌うことはあきらめていただいて。(こやま)
凄いこと言うな(笑)。(もりもと)
キャハハハ。元も子もない(笑)。(しばた)
そうそう。僕らのクセをマネするのではなく、自分らしく楽しんで歌っていただけたら。(こやま)
どうやっても歌えへんようなところも出てくると思うんで、そういうところはもう自分なりに歌詞を変えてもらってもいいですし。みんなでワイワイ盛り上がる、それが一番いいです!(しばた)
私は暗くならないように意識はしてますね。(しばた)
あぁ、そうやな。意識的にトーンを上げて歌ったりしてるもんな。あと滑舌よく歌う。(こやま)
うん、そこは2人とも意外と気をつけてるところではありますね。(しばた)
そうかもしれないですね。まぁでも基本的には楽しく。男女で歌ってくれるのもよし、男性2人でも、女性2人で歌ってもいいので。(こやま)
家族で歌ってもいいと思うし。(しばた)
で、どうしても歌えないってことになったら、ヤバTには他に歌いやすい曲がきっとあるはずなんで、それを探してみてください。(もりもと)
それもまた元も子もない話やな。歌いやすい曲を自分で探してくださいっていう(笑)。(しばた)
今回は一発撮りで、泡まみれになったり、水浸しになったりするMVです。撮影は大変でしたね。失敗できないんで。ほんまにしんどい撮影でした(笑)。(こやま)
泡で顔が覆われてるから息ができないんですよ。それなのに、「そこもうちょっと泡を乗せてください」とか監督さんが言わはるんで(笑)。なかなか貴重な体験をさせてもらいました。めちゃめちゃ面白い映像になってると思いますよ。(しばた)
僕はずっと創英角ポップ体というフォントについて考えていて、いつか曲にしたいと思っていたんですよ。それがやっと形にできたので嬉しいですね。この曲のポイントは、脈絡なく急にいいことを言い出してJ-POPっぽくなるというボケを盛り込んだサビですね。取材とかでも全然突っ込んでもらえないんですけど(笑)。(こやま)
なるほどね。そう受け取られてしまうんやな。泣きそうになるわ(笑)。(しばた)
フォント名のところはあくまで通常運転、マジメ。サビがボケなんで、よろしくお願いします(笑)。(こやま)
これは“20歳”をテーマにして書きましたね。自分の20歳の頃にタイムスリップしながら。人生が180年あるとしたら、20歳なんてまだまだひよっこなんだよってことを言いたくて。(こやま)
ヤバTにはあまりない明るい応援ソング的な曲になったのが良かったですね。こやまさんの書いた歌詞に共感しつつ、「がんばるぞ」っていう気持ちでレコーディングにも臨めました。(もりもと)
あ、『創英角ポップ体』はカラオケで歌いやすいと思いますよ。ちょっとラップっぽいところのノリをつかむのが難しいと思うけど、『泡 Our Music』よりは全然歌いやすいと思います。(こやま)
ダラダラしつつ、かっこつけて歌ってほしいです。もう1曲の『はたちのうた』もぜひ挑戦してほしい曲ではありますね。(しばた)
女性パートのキーがめっちゃ高いし、そうとう早口な曲ですけどね。でもコーラスが多めだから、みんなで歌ったら絶対楽しいと思いますよ!(もりもと)
TEXT:Hideyuki Mori
通算9枚目となるニューシングル。ポップなユーモアを交えたヤバT流ロックを体現する新曲3曲に加え、ライブでの人気曲『喜志駅周辺なんもない』(増税ver.)と、リード曲『泡 Our Music』の岡崎体育remixも収録される。
ユニバーサル シグマ
[3/18発売]楽曲タイトル | マイうた |
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泡 Our Music | マイうた |
創英角ポップ体 | マイうた |
はたちのうた | マイうた |