死と嘆きと風の都
この曲の歌詞
女蛮族のような
腕力はないけれど
芸のない唯の売女とは違うわ
嗚呼...
花代と真心を引き換えに
美しの夢を売る...
敬愛する詩人のような
教養はないけれど
学のない唯の街娼とは違うわ
嗚呼...元々哀しき
(哀しき) 奴隷の身とはいえ
今は咲き誇る薔薇
【高級遊女】
花開き風薫る春を鬻ぐ以外
身寄りなき娘には
何もないけれど
憐れみならば要らないわ...
(馬鹿にしないで...)
アナタの其れは愛じゃない!
Lala Lalala
Lala Lalalala
壁石を運ぶ者
乾いた音に打たれ 嗚呼...
医師を叫ぶ者
地に臥して虚しく 嗚呼...
(奴隷達の多くは
背後に黒き影を纏っていた...)
嗚呼...
遺志を継げる者
奴隷の替え数多 嗚呼...
縊死を遂げる者
冥府への逃避行 嗚呼...
(その影は他の者には
視えていないようだったが)
嗚呼...
(少年は何時からかその存在に
気付いていた...そして―)
嗚呼...
(その影を纏いし者は
そう遠くない内に確実に
死んでいったのである……)
愛と慈しみだけに
抱かれ育った少年は
怒りと憎しみだけを
抱いて今を耐え忍ぶ
いっそ死んだらラクだなんて
きっと今よりマシだなんて
酔った譫言繰り返して
去った希望に追い縋った
そんな負け犬のように
運命に飼い馴らされはしない
たとえ奴隷が犬であれ
剥くべき牙は忘れない
オオカミは奔る前に
満月に吠える
人は (誰もが)
死すべき運命を背負い
儘...抱いて (抱かれて)
寂しさを愛で埋める
されど彼等の (多くは)
死すべき運命を呪い
儘...奪い (奪われ)
虚しさで胸を満たす
少女の頬を伝わる
汚れなき雫を
赤黒き舌先が
掬いかけた刹那
繋いだ (手と手)
駈け抜ける風の都 風の都
降り注ぐ (星屑)
夕闇の風の都 風の都
嘆きと死の (城壁)
聳え立つ風の都 風の都
振り返る (背後に)
遠離る風の都 風の都
(神域を穢した者を
風神は決して赦さない
その怒りは雨女神と交わり
娘を生むだろう……)
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