
Profile
1984年にアイドルシンガーとしてデビュー、1986年のヒット曲「ヴィーナス」をはじめ、ビジュアルの可愛らしさと歌唱力の確かさで人気を博す。また、女優としても映画やドラマで活躍。1993年、25歳の時に念願だった演歌歌手としてスタートを切る。『NHK紅白歌合戦』の出場を果たすなど、演歌でもキャリアを確立。現在、『洋子の演歌一直線』(テレビ東京)などに出演するほか、全国をコンサートで巡っている。
長山洋子(以下、長山)「とあるご縁で市川先生の曲をいくつかいただき、その中でも流れるようなメロディの『ふれ逢い橋』は、昨今のリズム重視の演歌にはない魅力を感じました。こういう曲は私自身久しぶりですし、カラオケで歌ってもらいたいなと思える曲ですね」
長山「メロディがゆったりと落ち着いていて、それを彩るオケもとても簡素です。良いメロディや歌詞が際立つアレンジを求めた結果、いわば隙間だらけになり、歌い手の責任が重大に。実はデビュー前の14~15歳の頃に市川先生にレッスンを受けた時期がありました。その頃に『歌詞の行間を歌いなさい』『歌じりは足跡を残すように』とご指導いただいたので、それを思い浮かべながら歌いましたが、相変わらず難しかったですね」
長山「市川先生といえば都はるみさんが数々のヒット曲を歌っていますが、現在休養中にもかかわらず、はるみさんが歌入れに立ち会ってくださいました。初めはその申し出に恐縮してお断りしたのですが、『先生ならこう歌ってと言うかも』と実演して聴かせてくださったので、とても分かりやすく助けられましたね」
長山「私自身も留意していることですが、情感溢れる世界観に入り込みすぎて重くなりすぎないことです。サビの“女捨て~ ”からは、それまで抑えていた気持ちを前面に出して歌ってください。“生きる女の しぐれ橋”は1オクターブほど高低差がありますが、柔らかく歌うほうが似合うので地声だけでなくファルセットを織り交ぜるといいでしょう。難しい歌に挑戦したい方には歌い甲斐がある曲だと思います」
ビクターエンタテインメント
[5/18発売]| 楽曲タイトル | 歌詞 | マイうた |
|---|---|---|
| ふれ逢い橋 | 歌詞 | マイうた |
| 夕月の宿 | 歌詞 | マイうた |