Profile
片岡健太(Vo/Gt)、荒井智之(Dr/Cho)、黒田隼之介(Gt/Cho)、小川貴之(Key/Cho)からなる4人組。同作収録曲『Traveling』について、「sumikaとして0から1を作り出して『イコール』と肩を並べられるような曲を意地でも作ろうという負けん気から楽曲制作がスタート。全く違うアプローチの2曲ですが、現在のsumikaが色濃く表れている大切な曲です」(片岡)と話す。
あだち充先生の作品を読んでいて共通して感じたことが、“断定しない”“余白を残す”ことの大切さでした。音楽を制作する上で、上記の2つは意図的にやりきってしまっていることがほとんどだったので、「受け取る側のことを信頼して、書き込みすぎないように」というのを心掛けました。そして歌詞は、“理想と現実を繋ぐ”というテーマで書きました。「登場人物と同じくらいの時(高校時代)に、何を考えて理想と向き合っていたかな?」と、思い出せる限りすべて紙に書き出して、文字通り、自問自答しながら完成させました。書き進めていく過程で“あの頃”と“現在”を繋ぐ。という点で『MIX』と『タッチ』も繋げたので、家でひっそりガッツポーズをしましたね。(片岡健太)
自分たちが想像していた完成形を遥かに上回ったなと感じました。『MIX』という作品があったからこそ、ここまでの仕上がりになったんだと思います。(荒井智之)
sumikaの良いところは、タッグを組ませてもらった作品と寄り添い合って音楽を作ること自体が「sumikaらしさ」だと言えるところ。「今までの楽曲とは違うテイストで、でもしっかりsumikaらしい曲に仕上がったなぁ」と思うので、嬉しい気持ちでいます。(黒田隼之介)
完成した時、自分が想像していた範疇を高く飛び越えた姿になっていました。携わった人すべてが、『MIX』に対してリスペクトを持ってレコーディングをした結果が、完成した姿に繋がったのかもしれません。(小川貴之)
草原や青空など広い場所をイメージしながら、マイクに向かって声を出すのではなく、その先にまで響かせる気持ちで歌うと伸びやかなボーカルになります。(片岡)
TEXT:Toyoharu Sato
ソニー・ミュージックレーベルズ
[6/12発売]楽曲タイトル | 歌詞 | マイうた |
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イコール | 歌詞 | マイうた |
Traveling | 歌詞 | マイうた |