Profile
1997年にKICK THE CAN CREWを結成、2002年に『NHK紅白歌合戦』に出演。2004年よりソロでキャリアをスタート。2006年にはHIP HOPソロアーティスト初の日本武道館ワンマンライブ、オリコン1位を獲得するなどHIP HOPシーンを牽引。「クレバの日」である9月08日近辺に『908 FESTIVAL』を開くのが恒例で、今年は9月26日に横浜アリーナで開催。
MIXTAPEは独自の進化を遂げて今もHIP HOPシーンで重要な作品形態となっています。今年、15周年記念で9カ月連続リリースをしていたこともあり、その締めにアルバムより即時性があって実験的なMIXTAPEを作ってみようと思いました。
これまでアルバムを作る際はテーマやコンセプトを立て、それに向けて作り込んできました。でも今回はそれよりラフなもので、いろいろと自分が挑戦したいことを素直に迎えた感じはありました。
結果的にそうなるでしょうね。今までに何度も歌ってくれている“常連さん”はまだしも、いきなり今作からトライするのは無謀かなと。たとえば、『敵がいない国』は音楽で繋がれるライブハウスをイメージして作った曲ですが、これをカラオケでやると微妙な空気になって、“ 味方のいない国”になっちゃう恐れが(笑)。
「とにかく簡単なラップを作ろう」と思った『人生』かな。先行シングル『One feat.JQ from Nulbarich』は一見(メロディックで)挑戦しやすそうですが、ラップ部分はかなりでかい声を出さないとかっこ悪い。『無煙狼煙』も同様で、こちらはずっとラップし続けるという難曲です。この曲を歌った後は、ドリンク当番でしばらく休まなきゃならないくらい疲労するので、何度かひとりカラオケで練習した方がいいですね。
TEXT:Yuko Kitsukawa
SPEEDSTAR RECORDS/ビクターエンタテインメント
[9/18発売]楽曲タイトル | マイうた |
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敵がいない国 | マイうた |
人生 | マイうた |